装いについてと映画「グリーン・ナイト」の話-2022/11/25の日記

今日は映画館で寝るとかいう最悪のポカをかましました。みなさんはよく眠れましたか? わたしはぐっすりでした。

 

黒い服の話をします。私はここ半年の間、身につけるものは黒しか買わないと決め、実行しています。昔はその時その時気に入った色の服を買っていたんですけど、組み合わせというものを一切考えないので、どうもチグハグ......正直にいうとダサい格好しかできなかったんですよ。半年の間に何があったかというと就職とそれに伴う出社ってやつですね。「オフィスカジュアル」とかいうのを求められるんです、社会では。

わたしはそれまでまともに社会をやってこなかったので、超お気に入りの「Just Do It Tomorrowパーカー」を着て行こうとして友人に止められましたし、就職活動のストレスが過ぎ去った私の体はもうスーツには入りませんでした。無念ですね。

同僚の皆さんそりゃもう素敵なオフィスカジュアルなんですよ、男女問わず。「それは明日やれパーカー」を止めてくれた友人は有能だったわけです。そしてわたしは無能なりに周囲を観察して、もう超ウルトラスーパーパーフェクトな三段論法によって以下の結論を導きました。

【前提1】

最強の「社会をやっている服」であるスーツは黒っぽいのが多い

【前提2】

オフィスカジュアルには「社会をやっている服」であることが求められている

【結論】

社会をやるなら黒っぽい服で全身を包めばよい

 

圧倒的に正しい。なぜなら超ウルトラスーパーパーフェクトな三段論法だから。

たまたま上司もなぜか全身真っ黒スタイルが多かったのもあって、「いやもうこれ圧倒的正解!!!」と自信満々にシャツ、スカート、鞄、靴を全部黒にしました。そしたらどうでしょう、何ができあがったと思います?

 

全身真っ黒な中にヘルプマークの赤が映える人間ができあがりました。ヘルプマークがめちゃくちゃ目立つ。なんか違う気もするけど、なにも間違っていない不思議な気分。おめでとうございます。おめでとうございます......?

 

 

というわけで(?)今日も全身黒で「グリーンナイト(原題:The Green Knight)」を見てきました。当然緑の騎士が出てくるんですけど、全然緑じゃないんですよ。いや、緑(色)ではなくて緑(という一語で表される「自然」という概念)なんですよ! 身体がこう、木とか葉っぱ、苔でできてるんです。動くたびに古い木の軋む音が映画館の床を揺らすほどに響いてました。

途中で寝ちゃったのは話が理解できなくて眠気に負けたからであり、話が理解できなかったのはおそらく私にアーサー王物語周りの知識がなかったからだと思います。アーサー王Fateでしか知らないしそれだってちゃんとプレイしたことないから分かんないしFateアーサー王じゃない。でもいい映画でした。なぜならスタッフロールを見ながら「なんかわっかんねーけど面白かった気がする!」と満足したからです。満足は正義。

パンフレットの装丁が素敵だったんで買いました。帰ったら本棚の上にでも飾ります。

 

今日のナイスな曲

昨日に引き続き いよわ「わたしは禁忌」

https://youtu.be/al263xnknLE

これリンク貼れてるか分からんな......たぶん普通にYouTubeで検索した方が早いです。禁忌ってだいたい自分の外にあるはずなのに自分自身が禁忌だったのかぁと気付いた瞬間の「寒いな」と「(ああでもそれじゃあ触らずに我慢して)よかった」の感情が大変よいです。